アメリカでのEAD申請ガイド:手順とポイント

アメリカ生活

今回はアメリカでのEAD申請方法をご紹介します。
※以下の記事は2023年10月20日時点での情報となります。最新の情報は必ずアメリカ移民局サイトでご確認ください。

EADとは

EAD (Employment Authorization Document)はアメリカで合法的に働くための労働許可証です。主人はJ-1ビザなので元々働くことが認められていますが、同行家族である私はJ-2ビザのため働くためにはEADの取得が必要です。他にもF-1、M-1、K-3/4ビザなどEADの対象となるビザはこちらをご参照ください。

EADを所持していれば職種や業務時間、給料の制限はなく自由に働くことができます。ただし、J-2に関しては給料を「生活費として使う」ことは認められません。J-1の給料で生活できる前提で契約しているからです。J-2の給料は自身の語学学習代や旅行代など生活費以外のところで使用することが条件です。

必要書類や申請方法、費用などEADに関する情報はすべて移民局のこちらのページから確認できます。必要に応じて以下詳細を説明しますのでご覧ください。

SSN (Social Security Number)の申請もEAD申請内で可能です。Form I-765の質問項目にSocial Security Cardを発行しますか、とあるので希望の方はYesにチェックを忘れずに。申請後約1ヶ月で、EADカードよりも先にSSNが届きました!

申請準備

必要書類

− Form I-765
移民局のページからPDFをダウンロードし記入

− J-1とJ-2両者のForm I-94のコピー
オンラインで取得可能

− J-1とJ-2両者の写真付きの本人確認書類のコピー
私はパスポートとビザ、どちらも同封しました。

− 2×2インチの顔写真2枚
細かい決まりがあるので下記で別途説明

− カバーレター
申請理由を記載した書類の1ページ目に同封するレター。テンプレートはこちらを参考にしました。

手戻りがあると嫌なので、上記以外に日本の戸籍謄本のコピーとその英訳書類も同封しました。

Form I-765

EAD申請手続きの中で気合がいるForm I-765の記入。移民局のページに一項目ずつ説明が記載されているので照らし合わせながら埋めていけば難しくはありません。英語がわからない場合はGoogleかChatGPTで調べてみてください。

英語がわかる方は1時間、英語や申請書類に不慣れな方は2時間もあれば埋められるかと思います。

該当なしの項目は空欄のままではなく「N/A」または「None」と入力しましょう。

顔写真

パスポートスタイルの同一の顔写真2枚が必要です。指示は以下の通り。

  • 背景は白またはオフホワイト、光沢のある薄い紙
  • 無加工
  • サイズは2インチ×2インチ
  • 頭の高さは髪の毛の上から顎の下までが1~1 3/8インチ、目の高さは目の上から写真の下までが1 1/8~1 3/8インチである必要がある
  • 帽子などの被り物はしない(宗教団体の要件に従って被り物を着用している場合を除く)
  • 写真の裏側に、名前とA-Number(あれば)を鉛筆またはフェルトペンで記入

写真サイズや頭の高さ、目の高さが不安な方はアメリカのパスポート写真用のアプリを使用すると確実かと思います。私はiPhoneのカメラで自宅で撮影したものを2×2サイズに加工して、近くのCVSで印刷しました。CVS Photoは安くて早くて便利です。

支払い方法

申請費用は$410です。支払い方法はマネーオーダー、小切手、銀行窓口発行の小切手、またはクレジットカードです。私はマネーオーダーで支払いをしました。

マネーオーダーについてはこちらの方が詳しく説明されています。
https://changelifestory.com/money-order/#index_id2

私は最寄りのSTOP&SHOPで購入しようとしたのですがデビットカードがエラーになってしまい、Wallgreenに行ったら販売していないと言われ、最終的に現金$410を握りしめUSPSで支払いしました。アメリカではそんな大金を現金で持っている人はいないのでUSPSの窓口のおばちゃんに「なんでこんな大金持っているの?現金は持ち歩いちゃだめよ!」と怒られました(笑)

記入例はこちら。発送先はビザ、州、発送方法によって異なります。移民局のページからご自身の発送先をご確認ください。Customer’s Receiptを切り離して他の書類と一緒に封筒へ入れましょう。

発送方法

書類の準備ができたらいよいよ郵送手続きです!封筒はUSPSで購入可能ですし、私は普通のオレンジの封筒を使用しました。

発送先の住所は先述した通りビザ、州、発送方法によって異なりますので移民局サイトでご確認ください。J-2ビザで、マサチューセッツ在住、USPSから発送の場合は以下の住所でした。

Attn: NFB
P.O. Box 4115
Carol Stream, IL  60197-4115

USPSからの発送はCertified Mailを使用しました。さらにReturn Receiptをつけて発送先が受け取ったことを確認できるようにしました。詳細はこちらの方の記事を参考にしました。
https://design-penguin.com/OrangeCounty/certified-mail/

レシートと控えを受け取ったら完了です!

発送後

進捗確認

あとはひたすら待つだけです!送付後、2週間ほどすると移民局から手紙で受領通知と受領番号が送られてきます。こちらの受領番号を使って移民局のサイトで進捗状況を確認することができます。

10月30日時点でのステータス↓

11月17日時点でのステータス↓

11月28日時点でのステータス/ EADカード発行↓

私は毎日のように進捗を見ていましたが、スクショからも分かるように2週間だと思ったら5週間に伸び絶望していたら、その11日後発行が完了していました。つまり、あまり当てにならないようです。移民局に無事に届いて手続きが忘れられていないかを確認する程度であとは気長に待つことをおすすめします。

EADカード到着

USPSでの発送から44日後の12月3日にEADカードが自宅に届きました!これで合法的にアメリカで仕事をすることができます。手戻りもなく無事に申請が終わりホッとしました。

次はアメリカでの就活事情をレポートしたいと思います。ここまで読んでいただきありがとうございました!

 

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